フィレンツェ・オルタルノにある類稀なるセンスの光るアーティストLucaの工房&ギャラリーショップ
カライア橋を渡って直進してつながる道、セッラーリ通り(Via de Serragli)は 地元人で賑わうローカルなセレクトショップやアンティーク・骨董品を扱うお店、 ヴィンテージ衣類ショップなど濃ゆいお店が軒を連ねる通り。 その中の1つにLuca(ルカ)さんの工房兼ギャラリーショップがあります。
ヨーロッパ各地のものを中心に集められた 貴重なアンティーク家具やランプ、雑貨が センス良く飾られています。
お店の奥は工房へとつながっており、 ルカさん達が作品を制作している風景を見ることもできます。
ルカさんといえばフィレンツェにお住いの方ならご存知の方もいらっしゃるとは思いますが 画家でもあり、1994年からフィレンツェのOltarno(オルタルノ)地区を舞台に 「自転車と傘」をテーマに素晴らしい絵を描き続けています。
彼の絵の作品はこちらから見ることができます。 luca-paintings
また、 お店入り口横のショーウィンドウには アンティーク家具や雑貨などをテーマに合わせて センス良くディスプレイしており、 通る人の目を楽しませてくれます。
数週間おきに変えられるそのディスプレイは 私たちの楽しみでもあります。
さらに、 木の古材を利用してシャンデリアや鏡、額縁なども制作しています。 古材の多くは1966年のフィレンツェ各地から集められた 時代物の木材がほとんど。 見事に素晴らしい作品へと生まれ変わっています。 中世の、あるいは近代のものでも 日本ではとっくに捨てられて処分されているようなものが イタリアでは蚤の市や骨董品店などで どんなものでも大切に保存され販売されたり再利用されたりしています。 その環境と、ルカさんのような多様なジャンルにおいて 魅力的なものや空間を作り上げられる人々のおかげで、 日本国内や日本人には表現できない、 目から鱗の素晴らしい作品・空間が気軽に見ることができるのです。 ガチガチのマニュアルに沿ったもので生きてきた 私たちにとって、特にルカさんの工房兼お店は 「なるほど」と感嘆せざるを得ない空間と言えます。
ルカさん達は自分達のお店以外にも 店舗の内装デザインなどもたまに手がけるそうです。
例えば 彼らのお店の近所にある最近リニューアルオープンしたパン屋さん 「S.Forno(サント・フォルノ)」は ルカさん達が内装をプロデュースしたそうです。 確かにルカさんらしい雰囲気が出ています。
S.Forno Via S. Monaca 3r, 50124 Firenze